Graflich Ortenburgsche
Fat Lava
セラミック フラワーベース
1950's-1960's , West Germany
大阪店

強烈な色彩とテクスチャの融合が魅力のフラワーベース

Gräflich Ortenburgsche Steingutfabrikが、1950年代から1968年の自社生産終了までの間に製造した、非常に歴史的価値の高い作品です。

最大の魅力は、マグマが流れるような強烈な色彩とテクスチャの融合にあります。ベース全体を覆うのは、光沢のある鮮烈な真紅の釉薬です。その赤釉の上に、まるで地割れのように黒いFat Lava釉が複雑に絡みつき、荒々しく隆起したテクスチャを生み出しています。この黒い溶岩と赤のコントラストが、作品全体にドラマティックな躍動感を与えています。

細いネックと丸い胴体、そして持ち手が付いた流線形のフォルムは、この時期の西ドイツ陶器に特有の有機的なモダニズムを感じさせます。特に、Fat Lavaの流行が本格化する以前の1960年代後半という非常に早い時期に、これほどアグレッシブな釉薬表現を完成させていたという点で、Gräflich Ortenburgscheの高い技術力と先駆性を証明しています。希少な出自を持つ、コレクションに加えるにふさわしい逸品です。

ご自宅はもちろん、 店舗ディスプレイにも大変おすすめです。

この機会に是非ご検討くださいませ。

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Gräflich Ortenburgsche Steingutfabrik

1946年にコブルグ近郊で設立され、当初は花器や実用陶器を製造していました。 1950年代後半からは国際市場を意識し、外国人デザイナーを起用して現代的なフォルムや装飾に注力しました。 大胆なデザインで国際的な評価を得ましたが、1960年代の売上減少を避けられず、遅くとも1968年までには自社での陶器生産を中止しました。 そのため、同社が製造したFat Lavaなどのヴィンテージ作品は、生産期間が短く希少性が高いのが特徴です。

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