Scheurich "horse” L
セラミック フラワーベース
1960's , Germany
bob's box

 プリミティブアートを思わせる大胆な馬のモチーフのフラワーベース

燃えるような鮮烈な赤色の釉薬で馬が描かれています。この強いコントラストが、花瓶全体の力強い印象を決定づけています。

馬のシルエットは簡潔ながらも躍動感に満ちており、まるで洞窟壁画から飛び出してきたかのようです。一本の線で描かれたようなしっぽや脚、そしてたてがみの表現が、この動物が持つ野生的なエネルギーを象徴しています。

この馬のデザインは、当時のアート・ポタリー（芸術陶器）に多く見られた、抽象的で表現主義的なスタイルを反映しています。単なる装飾ではなく、芸術的な要素を強く感じさせるのが特徴です。

「ファットラバ」は、第二次世界大戦後のドイツ（特に旧西ドイツ）で製造された陶器の総称です。この言葉はドイツ語で「肥えた溶岩」を意味し、溶岩が固まったような独特な質感が特徴です。

日本の焼き物とは異なり、鮮やかな色彩や、溶岩のようなざらざらとした表面、釉薬が流れ落ちたようなデザインが特徴的で、1960年代から70年代にかけて流行しました。

ヴィンテージのファットラバは、そのユニークなデザインから、現在でもコレクターに人気があります。この花瓶も、当時の文化やデザインを伝える貴重な品と言えるでしょう。

この機会に是非ご検討下さいませ。

その他詳細画像のご希望・ご質問等ございましたら、お気軽にお問い合わせください。

【Scheurich/シューリッヒ】

1927年にAlois Scheurich(アロイス・シューリッヒ）によって創設され、
手頃な価格の陶器やガラス製の装飾品、家庭用品などを幅広く販売しておりました。

1950-80年代には急速に成長し、陶器製造の分野でドイツ最大のメーカーとなり確固たる地位を維持しております。

⁡シンプルな形状で色彩は当時主流だった赤やオレンジ、クリーム、ベージュ、茶色などが多くを占めます。

⁡多くの型が同じフォルムでさまざまな装飾パターンを展開しているためコレクターも多い人気のアイテムです。

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