「MORI」は、様々な分野のプロフェッショナルな作り手と、インテリアスタイリスト兼プロダクトデザインを手がける守真史とのコラボレーションによるものづくりを届けるプラットフォームです。
もの単体にとどまらず空間全体のスタイリングを意識した編集的な視点からデザインされた、うつわ、花器などのテーブルトップを彩るプロダクトを展開しています。
陶芸家・矢野孝徳氏との協働によるシリーズは、程良いサイズ感や耐久性を備えながら、形や色にさりげない非日常のエッセンスが埋め込まれ、日々の食卓を豊かに彩ります。
土は信楽、福井の粘土と、天草陶土を混ぜて使用。
鉢と碗はろくろで成型。いずれも高めの高台から縁に滑らかに繋がるラインが特徴で、平坦になりがちな食卓に立体感と色気を与える。
平皿、鉢、碗はやや大きめに設定し、料理を盛り付けたときに美しく見える余白が残されている。
平皿と豆皿はタタラ成型。シンプルな形状のなかに不整形のプリミティブさを敢えて残した、モダンさと素朴さが共存するデザイン。
豆皿は少し大きめに設定し、縁を少し立ち上げ、干菓子や醤油を入れるだけでなく、ちょっとした料理を載せることも可能な万能サイズに。
さらにアクセサリートレイやお香立てとしてなど、様々な使い方を受け入れる汎用性を持っている。
和、洋、中などあらゆる料理が馴染むシンプルさを持ちながら、組み合わせることで生み出され得る立体感(形状)と華やかさ(色彩)が特徴。
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作家紹介
DESIGNER
守真史/Masafumi MORI
京都工芸繊維大学で建築設計を専攻し卒業後カッシーナ・イクスシー入社。
7年にわたり統括VMDとしてブランディング・ディレクションを担当。
2017年に独立し、チルコワークスとしての活動をスタート。
インテリアのスタイリング、デザインを中心に、プロダクトデザインなど多岐にわたる仕事を展開する。
MORIの商品企画、デザインの発案からロゴや会場のデザイン、VMDまで幅広く手がける。
POTTER
矢野孝徳/Koutoku YANO
福岡県出身。陶芸工房「四季火土」代表。
福岡県田川郡福地町の上野焼の窯元で修行。
東京農業大学造園科在籍中に大病を患い、それを機に陶芸の道に入る。
有田、信楽、越前の土を使い、「使う人の声を直接聞きながら作品を作りたい」という考えのもと、
東京都世田谷区に工房を構え創作活動中。