ご無沙汰しております!
大阪店スタッフの金岡です:)
本日は、前回山田姉さんからお話しいただいておりました“FatLava”のPart2をお話していきます!
まずは、D&Bこと
【Dümler & Breiden】1883-1992
1883年 ピーター・デュムラーと義理兄弟アルバート・ブライデンによって、ヘール=グレンツハウゼンに設立。20世紀前半まではビアマグやパンチボウルなどの伝統的な陶器を製造していましたが、1950-60年代の陶器ブームで再度成長を遂げ、存在感を放ちました。
1960年代後半には一目で見分けがつく銅色の釉薬(ゆうやく)を開発。ベージュの色調や泡状の滴るFat Lava釉薬との組み合わせがよく使用されています。
白い粘土を使用し、風変わりなスタイルと色で、良質でさまざまな形と釉薬を生み出しました。
そんなDümler & Breidenからは2点ご紹介。
1970年代半ばまで使用された交差する剣のロゴの刻印が底に刻まれ、泡立つような釉薬を使用、ベージュの色調。これらの特徴から、1960年代後半から1970年代半ばごろまでの品物であると推定できますね。
Dümler & Breidenの特徴の一つでもあるユニークで奇抜なスタイルが全面に感じられるアイテムです。
ラベルには先程と同じく交差する剣のロゴが!見切れてしまってはいますが、紙製のラベルにはHÖHRの文字も見られるため、1960-70年代後半以前のものであると思われます。
淡いブルーにゴールドを細部に取り入れ、スリムで柔らかい曲線は、品の高さを十分に感じられますね。
続いては、
【Scheurich】1954-
1927年にアロイス・シューリッヒによって創設され、手頃な価格の陶器やガラス製の装飾品、家庭用品などを幅広く販売していました。
共同運営者が参画してからはシューリッヒ&グロイリッヒという社名で知られ、この頃の作品には「S&G」のラベルが貼られたものが多く見られます。事業が拡大するとシューリッヒは自身で陶器を製造することを 決心し、1954年にクラインホイバッハに工場を設立しました。
Scheurichは急速に成長を果たし、1950-80年代には陶器製造の分野でドイツ最大のメーカーとなり、今日も確固たる地位を維持しています。
形状に加えて釉薬でも当時は最も幅広い品揃えを誇った他、輸出量も最大だったため現在でもScheurich製品はよく見られます。
そんなScheurichからも2点ご紹介!
小ぶりで可愛らしいフォルムに、
グレー・ブルー・イエローがどこかモダンらしさを感じさせるこちらのアイテム。
ラベルによって細かく年代判別が可能なのもScheurichの特徴です。
こちらは、シューリッヒ・レーベルズ(1963-1969)
「Scheurich europ linie」は1963年に導入され、おそらくフランツカールが会社の芸術監督を務めていた1969年まで使用されていました。この期間中、ラベルには7つの異なるフォントがあります。
その中でもこちらのラベルは、両方の "h" にループがなく "S"のフックがあるタイプで1966-1969年であることが推測されます。(下の画像が同じ特徴になります。)
レッドの差し色に渋めのブラウンとベージュの組み合わせが特徴的なこちら。
こちらは底に「scheurich-KERAMIK 523-18 W.GERAMANY」の文字が。scheurich-KERAMIK ×××-×× W.GERAMANYは、1970-1985年頃に使用されたマークです😊
Scheurichの中でも多くみられる円筒形を基調にしたシンプルな形状で、色彩においては赤・クリーム・ベージュ・茶色などが使用されています。
実は、赤・オレンジ・クリーム・ベージュ・茶色の4色は当時の流行色なんです!
この時代の陶器でよく見られる理由の一つですね:)
今回紹介した4点はOnline storeでの販売はまだされておりませんが、
4点全て店頭に並んでいるアイテムですので、お買い求めをご希望の際は大阪店までご連絡くださいませ📞
Part3に続きます!💐
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