皆さまこんにちは、伊東です。
本日は【お客様のご自宅紹介 第一弾】ということで、
先日インスタグラムでもご紹介させていただいた、
デザイナーの板井亜沙美さん(@tgwasm1116)にお話を伺いました。
リノベーションした築42年のマンションにご家族と3人暮らしの板井さん。
日が差し込む大きな窓とコンクリート剥き出しの天井が特徴的で
板井さんセレクトのちょっとエッジの効いた愛らしい家具や雑貨達が
居心地よさそうに肩を並べています。
「真新しいデザイナーズのインテリアも好きだけど、二度と出会えないような1点もののヴィンテージに心が惹かれる。古い佇まいや質感のものが加わることで部屋全体のバランスが変化していくのも面白い」
そう語る板井さんの言葉の端々からは自分の心の音階にしっかり耳を傾け、
直感やときめきに従ってもの選びをしているのが伝わってきます。
SHARK ATTACKではリビングを彩る2つのヴィンテージ照明と
ポイントとなる雑貨類を揃えていただきました。
「この照明から我が家のインテリアに新しい質感が加わって、方向性がちょっとずつ見えてきた」
ちょっぴりハードな素材感とモダンなデザインが特徴的な
こちらのペンダントライトは通称【クラゲ】と名前をつけて
可愛がっていただいているようです。
ここにも板井さんらしいチャーミングなユーモアがあって、
ヴィンテージの持つ気難しさや扱いずらさを
敢えて楽しんでいる感じが素敵ですよね。
気泡の入ったガラスボールから漏れ出る
アンバーのきらめきが幻想的な5灯ライトは
女性らしい柔らかさとスタイリッシュさが同居するデザイン。
「お店で見た時に 【あ、いいな】 と思ったのだけどその時は踏み切れず、
後日夫に相談し、【いいんじゃない】 の一言に背中を押され無事我が家へ。
一目惚れインテリアには、やはりそれなりの魅力あり。と言いたい」
宝探しのようなワクワクする気持ちを持って、
無理にコレと決めつけないで探しに行く。
良い出会いがあれば取り入れて、
それに合わせて周りのバランスの変化を楽しむ。
お店で見ていただいた際に、一目で気に入ったというこちらのアートも
どこかの有名画家が描いたものではない「よく分からないけど素敵」
という出会いがキッカケだったそう。
家具って洋服みたいに試着することが出来ないので、
ちょっと変わってるけど素敵と思っても中々勇気が出なかったり、
どう使ったら良いのか分からなかったりすることもしばしば。
私もお客様に接客している中でよく聞かれる、
ヴィンテージを取り入れてみたいけれど難しそう。という言葉
イメージして、スタイルやジャンルを決めて、緻密に。
そんな風に作り上げる家も格好良いけれど
「根本はモノが好き」という板井さんのように
「好きなものとの出会い」を楽しんでみようという気概が
案外素敵なモノを引き寄せるのかもしれません。
「自分の好きを大事にするけれど、
みんなで暮らしている家だから家族の意見も取り入れつつ」
3歳の娘さんがいる板井さん宅では互いへの配慮というよりは、
みんなが気持ちよく暮らせるようにという尊重や
共同生活を楽しむためのアイディアみたいなものがたくさん散りばめられています。
生活の中で時と共に変わっていく家具の色合いや、付いてしまった傷など
そうやって大事にされてきた家具や照明がまた誰かの手に渡ることがあるかも、と考えるとより素敵です。
私自身もスタイリングやレイアウトのご相談だけではなく、
「好き」を引き出したり「生活の中で生まれるストーリー」等も提供出来るようお客様とモノとの媒介者としてありたいと思っています。
店舗にて皆様のご来店お待ちしております。