【大阪スタッフ】古き良きウィンザーチェア

初めまして!大阪店スタッフの金岡です:)

クリスマスが終わり、2022年も遂に幕を閉じようとしていますね~

皆様にとって素敵な1年となりましたでしょうか??

今年もたくさんの方にご来店頂き、スタッフ一同大変嬉しく思っております!毎度おおきに!

前回の大阪店のブログでは、山田姉さんよりアンティーク家具の脚のデザインについて細かく解説頂きましたね😊

今回は、前回のお話内に少しありました「挽物加工」された脚を持つ、私の大好きなウィンザーチェアについて少しお話させて頂きます:)

山田姉さんのわかりやすい説明には劣りますが、後輩である私金岡、頑張って書かせていただきます。

 

 

そもそもウィンザーチェアってなんやねん”というお話ですが、

座・背、その他すべての部材が木で作られている、サムネイルにあるような形の椅子を「ウィンザーチェア」と言います!

発祥はイギリスと言われており、18世紀ごろに地方で登場しました。

この当時ではとても珍しく、リージョナルファニチャー(地方で作られた家具)が貴族たちにも受け入れられる形となりました。

またウィンザーチェアがイギリス全土で普及した最も大きな理由が、産業革命です。

皆さんも一度は耳にしたことありますよね😊

産業革命で労働人口が爆発的に増えたロンドンでは椅子の需要が大変増加し、

その時に多く使われたのが、簡単な部材で構成され、全体フォルムも比較的シンプルで製造しやすい「ウィンザーチェア」でした。

「ウィンザーチェア」という名称の由来は、ハイウィッカムに有名なウィンザー城があるため、

ロンドンの人々にとってのウィンザー城の方から来た椅子、というイメージから名が伝えられたというのが有力な説となっています。

シンプルなフォルムなので製造がしやすく、職人たちの試行錯誤により座り心地・使い勝手の良さ・丈夫さが改良され続けられてきた。

今もなお愛され続けられるのには十分納得ができますね。

そんな長期に渡り愛され続けてきた「ウィンザーチェア」は、デザインよりも利便性・座り心地を重視されて作られてきました。

これは、リージョナルファニチャー(地方で作られた家具)の特徴の一つでもあります。

*貴族様式の家具では 利便性<デザイン の家具が多いですよ!

使い勝手を重視されている=パブリックな場面で使用しやすい!実際に学校や図書館、パブや教会など様々な施設での利用もされてきました。

全て木材で構成されているため、ご自宅でも店舗什器でも気軽に取り入れやすいアイテムとなっております:)

そんな「ウィンザーチェア」ですが、実はフォルム(形式)によって呼び名が違うんです!

写真付きで軽くご紹介させて頂きます😊

 

まずは、【コムバックチェア】。

初期に作られた形で、椅子の上部構造が櫛(Comb)に見えることから、

コムバック(櫛型の背もたれ)チェアと言います。

残念ながら現在、SHARK ATTACKでの取り扱いは無く画像がありません、、

(気になった方は是非検索かけてみてください!超シンプルな形状です!)

が、コムバックチェアの派生タイプであるファンバック(扇形の背もたれ)タイプのお取り扱いが現在ございます!

シンプルながら細部の曲線に目を惹かれる。そんなアイテムになっております。

こちらよりご覧ください:)

こちらもファンバックタイプですね

 

続いて、【ボウバック】

背もたれを囲う枠(背枠)が弓(Bow)のような形をしていることからその名がつけられました。

コムバックに遅れて登場しましたが、可愛らしいフォルムに加え、

頑丈さ(コムバックと違い背枠があるので、体重をかけても壊れにくい)が評価され大変人気がありました!

現在SHARK ATTACKでの取り扱いで一番近いアイテムは、

大和店のこちらのアイテムですね!

 

ここで一つ耳よりな情報を追加しておくとするならば、

アームボウと呼ばれる肘置きがチェアに組み込まれているタイプ(下の画像の様な形)の方が、アームが付いていないものより年代が古いといわれております!

「ウィンザーチェア」は初期の形のほとんどにアームがつけられていました。

ですが、普及が進み公共施設での利用が増え始めると、持ち運びや小スペースに置くなどの理由によりアームが無いものが増え始めたと言われております。

そのため、アームボウ付きのウィンザーチェアは価値があるのです!!!

 

細かく分類するとファンバックのように派生が何種類もあったり、

実はイギリスだけでなくアメリカでもウィンザーチェアが作られていたり、

デザイナー達がReDesign(過去の作品を再設計すること)していたり、、

 

ウィンザーチェアにはここでは伝えきれない程まだまだたくさん魅力がありますが、

私はその中でも、【スモーカーズボウ】という類の「ウィンザーチェア」が大好きです:)

 

パブなどでコーヒーを飲んだり、煙草をふかしながら会話を楽しむときに使用されていたことから、別名 ≪喫煙者に愛された椅子

座り心地が抜群に良い上に、これほどイケてる名前が付けられるなんて、、カッコいい😭

実は前回入荷で大阪店にやってきて、私は大興奮しておりました!

刺さる人には刺さりますよね~

現在は売り切れてしまいましたが、また入荷でやってきてくれることを祈るばかりです:) 

 

長々となってしまいましたが、本記事をご視聴いただき、誠にありがとうございました!

2023年も皆様のご来店・ご利用、首を長ーーくしてお待ちしております!

それでは、良いお年を🐇

 

金岡

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