Vol.3:窯の中で躍る「炎の舌」が焼き付けた記憶 —— Fire(ファイア)
Otto Keramikのラインナップの中でもひときわ情熱的な色彩を放つ釉薬【Fire(ファイア)】。
この釉薬が誕生した背景には、製作者であるOtto氏が陶芸家として最も心揺さぶられた「ある瞬間」の記憶が隠されていました。

炎が「煤(すす)」を食べる瞬間
「還元焼成(酸素を制限して焼く技法)の間、窯の覗き穴から中を覗き込んだんだ。そこには、信じられない光景が広がっていたよ。」
そう語るOtto氏の目に見えたのは、窯の中でうねる数千もの小さな「炎の舌(Feuerzungen)」でした。 再び窯の中に酸素が送り込まれた瞬間、その小さな炎たちが、器に付着した煤(すす)の粒子をむさぼるように燃やし尽くし、激しく躍動していたといいます。
「その圧倒的な光景に、言葉を失うほど感動したんだ。この一瞬の炎の美しさを、どうしても釉薬として形に残したいと思った。それがこの "Fire" が生まれた理由だよ。」
炎の揺らめきを写し取ったテクスチャー
ベースとなる深いオレンジの上に、弾けるようなイエローが重なり合うこの質感。 まさに、窯の中で見た「煤を食べる炎」そのものが、器やオブジェの上に定着したかのような力強さを感じさせます。
"Fire"のエネルギッシュな表情を楽しめるベースと、今にも動き出しそうなブル(雄牛)のオブジェ。 複雑に混ざり合う色彩は、光の当たり方によって本物の炎が揺らめいているような錯覚を覚えるほどです。

空間に「情熱」を灯すオブジェとして
無機質な空間にひとつ置くだけで、その場の温度が上がるような存在感。 Otto氏が目撃した感動がそのまま封じ込められたこのアイテムは、単なるインテリアの枠を超え、見るたびに持ち主の感性を刺激してくれるはずです。
皆様のご来店を、心よりお待ちしております。
Otto Keramik Tokyo
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