Jasba Keramik
セラミック フラワーベース
bob's box

 Jasba Keramik（ヤスバ・セラミック）製のフラワーベースです。

胴体部分には、岡本太郎の様な黒と赤の抽象的な線（筆跡）が手描きで描かれています。ヤスバ特有の流れるような抽象画が特徴です。

「ファットラバ」は、第二次世界大戦後のドイツ（特に旧西ドイツ）で製造された陶器の総称です。この言葉はドイツ語で「肥えた溶岩」を意味し、溶岩が固まったような独特な質感が特徴です。

日本の焼き物とは異なり、鮮やかな色彩や、溶岩のようなざらざらとした表面、釉薬が流れ落ちたようなデザインが特徴的で、1960年代から70年代にかけて流行しました。

ヴィンテージのファットラバは、そのユニークなデザインから、現在でもコレクターに人気があります。この花瓶も、当時の文化やデザインを伝える貴重な品と言えるでしょう。

【Jasba Keramik】

1926年にJakob Schwaderlapp(ジャコブ・シュルテ)によって設立されたJasba(ヤスバ)。会社名は創業者の名前の頭文字(JAS)と設立地のBarmen(現在のヴッパータール)の頭文字(BA)から取られています。1950年代から1970年代にかけて、Jasbaはその独自の釉薬技術とデザインセンスで高い評価を受けました。

Jasbaの陶器は鮮やかな色使いと独特のテクスチャーが特徴。特にFAT LAVAの作品は溶岩のような厚い釉薬と荒々しい質感が特徴で、またJasbaの作品はしばしば幾何学的な模様や抽象的なデザインが施されており、その時代のモダンな感覚を反映しています。

現在でもJasbaのFAT LAVA陶器は美術館やギャラリーで展示されることがあり、その歴史的価値と美的価値が再評価されています。特に当時のモダンデザインを象徴する作品として、多くのコレクターやデザイン愛好家に支持されています。

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