Merkelbach & Knoedgen
セラミック フラワーベース
bob's box

 メルケルバッハ & クヌードゲン製のフラワーベースです。

全体的に丸みを帯びた形状で、上部に向かって細くなっています。開口部はわずかに傾いた非対称なデザインで、これはミッドセンチュリーモダンの特徴をしっかりと捉えています。

ベージュまたは薄茶色の釉薬に、白いひび割れ模様のテクスチャがいいアクセントです。

「ファットラバ」は、第二次世界大戦後のドイツ（特に旧西ドイツ）で製造された陶器の総称です。この言葉はドイツ語で「肥えた溶岩」を意味し、溶岩が固まったような独特な質感が特徴です。

ヴィンテージのファットラバは、そのユニークなデザインから、現在でもコレクターに人気があります。この花瓶も、当時の文化やデザインを伝える貴重な品と言えるでしょう。

[ Merkelbach & Knoedgen メルケルバッハ &クヌードゲン ]

 ドイツの陶器産業の中心地として知られるヘール＝グレンツハウゼン（Höhr-Grenzhausen）に拠点を置いていた陶器メーカーです。

この会社は、特に19世紀末から20世紀にかけてのドイツ陶器の歴史において重要な役割を果たしました。当初はビールジョッキ（スタイン）などの伝統的な製品を製造していましたが、アール・ヌーヴォーやアール・デコといった当時の流行を取り入れたデザインで評価を得ました。

伝統的な技術を守りつつ、時代のトレンドを巧みに取り入れることで、多くのファンを魅了しました。現在、彼らの製品はヴィンテージ市場で人気があり、特にミッドセンチュリー期の作品はコレクターズアイテムとなっています。

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