VEB Haldensleben 2906
Fat Lava
セラミック フラワーベース
1960's-1970's , Eest Germany
大阪店

彫刻的な造形と力強い釉薬の融合が魅力のフラワーベース

東ドイツの国営陶磁器公社VEB Haldenslebenが、1960年代後半から1970年代にかけて製造した、ブルータリズムの影響が色濃いアートピースです。

この作品の最大の魅力は、花器の概念を超えた、彫刻的な造形と力強い釉薬の融合にあります。直方体をベースに、複数のブロックを組み合わせたような幾何学的なフォルムは、当時のポストモダンやブルータリズム建築を思わせる、強固で無骨な美しさを持っています。

表面には、深いダークブラウンのマットな釉薬をベースに、中央の帯に光沢のある鮮やかな赤釉が施されており、この赤が下の茶釉に荒々しく流れ込むことで、有機的なテクスチャを生み出しています。また、側面に大胆に開けられた円形の穴が、作品に視覚的な抜け感と現代的な抽象性を加えています。

小さなサイズでありながら、その建築的なフォルムと強烈なコントラストは、空間に置くだけで圧倒的な存在感を放ちます。これは、東ドイツの陶器デザインのレベルの高さを示す、非常に希少性の高いコレクターズアイテムです。

ご自宅はもちろん、 店舗ディスプレイにも大変おすすめです。

この機会に是非ご検討くださいませ。

その他詳細画像のご希望・ご質問等ございましたらお気軽にお問い合わせください。

VEB Haldensleben

VEB Haldenslebenは、旧東ドイツの国営企業で、1945年に設立されました。この会社は、第二次世界大戦後のドイツの分割に伴い、カルステンス・ウフレヒトの工場が国有化される形で誕生しました。VEBは「Volkseigener Betrieb」の略で、「国営企業」を意味します。Haldenslebenは主に花瓶の製造に特化しており、その製品は高品質で知られていました。特に金属的な釉薬が使われることが多く、色合いは比較的落ち着いたものでした。1990年のドイツ再統一後、Haldenslebenはカルステンス家に返還され、「カルステンス・ケラミク・ラインスベルク」という名前に変更されました。

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