暮らしに寄り添う、デンマークの家具 ― Ejvind A. JohanssonとFDB Møbler ―
—— 日々の暮らしに寄り添う、特別なデンマーク家具をご紹介いたします。
みなさんこんにちは。bob's box の柏崎です。

暮らしの中で使う家具は、思っている以上に多くの時間を共にする存在です。毎日使い続けることで、気づかないうちに自然と生活の一部になっていく感覚です。
つい奇抜なデザインばかりに目がいき、革新的なものとして評価されがちですが、謙虚で一見目立たない、穏やかな日常の中で自然に馴染んでいくような家具にも日々惹かれています。

ぱっと見、強い印象を持たない家具にも、気づかれない多くの魅力は詰まっていて、そんな家具たちが長く愛されるものとなるのかもしれません。
bob's boxではそんな力をもつ家具を丁寧にセレクトし展開しています。

今回ご紹介するのは、デンマークの家具メーカー〈FDB Møbler〉から生まれた、Ejvind A. Johansson(アイヴィン・A・ヨハンソン)デザインの家具、全3点です。
半世紀以上の時間を経てもなお、現代の暮らしの中で違和感なく使い続けられる理由があります。
本日は、その背景と魅力を、私たちスタッフの視点も交えながらご紹介させていただきたいです。
FDB Møblerの思想を形にしたデザイナーEjvind A. Johansson
FDB Møbler は、1942年にデンマークで誕生した家具メーカーです。
当時のデンマーク生活協同組合(FDB)が、「良質な家具を、できるだけ多くの人の暮らしへ届ける」ことを目的に設立しました。
デザイン性の高さだけでなく、耐久性や価格、使いやすさまでを含めて“良い家具”と定義する、FDB Møblerの家具にはそんな素敵な思想が一貫して流れているように感じます。
Ejvind A. Johansson は、そのFDB Møbler の中で実用家具の多くを手がけたデザイナーの一人です。
派手な造形や強い個性を前に出すことはなく、使われることを前提にした構造やバランスを丁寧に丁寧に研究してきました。
彼のデザインは、まさにFDB Møbler の思想をそのまま形にしたものだと感じます。
bob's box に展開する彼がデザインした家具は、どれも一見すると控えめな佇まいです。
しかし長く使われ続けてきた背景には、細部の設計やプロポーションの美しさが丁寧に現れているように思います。
01|2シーターソファ(1980's)

はじめにご紹介するのは、1980年代に製作された2シーターソファ。
軽やかに見える佇まいとは裏腹に、構造はしっかりとしており、身体の動きや体重を無理なく受け止めてくれます。

座り心地や構造、張地選びの背景まで含めて、下記リンクより詳しくご紹介しています。
日々の暮らしの中で使う姿を想像しながら、ぜひご覧ください。
FDB Møbler , Ejvind A. Johansson , 2 seater Sofaについて
02|J65 ハイバックチェア(1950〜60's)

次にご紹介するのは、1950〜60年代に製作された"J65"ハイバックチェアです。
この椅子は"座ると分かる"魅力がたくさん詰まっています。
背もたれの角度、スポークの間隔、座面の高さなど、それぞれの寸法感の調和がとれた、日常の中で使い続ける椅子として完成度の高い一脚です。

J65の魅力は写真だけでは伝えきれない部分も多い椅子です。
実際の使用感や生地との相性についても掘り下げております。下記リンクより、ぜひご覧ください。
FDB Møbler , Ejvind A. Johansson , J65 Lounge Chairについて
03|J67 ダイニングチェア(1957)

最後にご紹介するのは、1957年に製作されたJ67 ダイニングチェアです。
構造美が魅力のJ67。繰り返し使うごとに良さが積み重なっていく椅子だと感じています。

構造や木部の表情など、より一点に集中してご紹介しています。構造デザインから実際の心地よさを連想しながら、下記リンクよりぜひご覧ください。
FDB Møbler , Ejvind A. Johansson , "J67" Dining Chairについて
使われ続けることを前提にしたデザイン
日々たくさんの家具を眺め、触れ、向き合っていると、「良いデザインとは果たして何か」という、とてもシンプルで難しい問いに立ち返ります。
家具は日常で使われるものだからこそ、長く使い続けられることが前提にありますが、頑丈であるだけでは不十分だと思っています。
日々過ごす時間が心地よく、少しでも豊かになることは、人間にとって、とても大切なことで、暮らしの幸福感に繋がることだと感じています。

そのためには、視覚的な美しさと、触れたとき・使ったときの違和感のなさ、それらがバランスよく備わった“心地よさ”が欠かせません。
耐久性だけでなく、構造や素材、佇まい、使い心地までが無理なく調和した状態であることが、使われ続ける家具の条件だと彼の家具を通して感じました。
そんな家具は、流行に左右されず、人の暮らしに寄り添いながら、確実に長く愛されていきます。
この感覚を少しでも多くの人に知ってもらい、「大切にものを選ぶ」という行為のきっかけになれば嬉しいです。
そして、Ejvind A. Johansson が FDB Møbler のために製作した家具は、まさにその条件を満たした良いデザインだと、私は思っています。
.
[ bob’s box ]
OPEN 11:00-19:00
E-MAIL : info@bobsbox.jp
TEL:0368045452
Add:東京都渋谷区神宮前2-18-7 外苑ビルB1
