Scheurich 553/52
Fat Lava
セラミック フラワーベース
1970's West Germany
大阪店

色彩と垂直方向のダイナミックなストライプが魅力のフラワーベース

旧西ドイツ陶器の最大手Scheurich Keramikが、1970年代に製造した、Fat Lavaの要素を力強く持つ作品です。

最大の魅力は、マグマのような色彩と、垂直方向のダイナミックなストライプの組み合わせにあります。ベース全体は、光沢のある鮮烈なオレンジレッドと、粗いテクスチャを持つダークブラウンの釉薬によって、垂直方向に交互に分割されています。

特に、ダークブラウンの帯に見られるゴツゴツとした荒々しい質感こそが、この作品をFat Lavaの要素を持つ作品たらしめています。鮮やかな光沢と、荒々しいマットなテクスチャが対比することで、作品全体に力強いリズムと奥行きを生み出しています。

シンプルなシリンダー型に近い堂々としたフォルムは、このコントラストを最大限に際立たせます。このベースは、ミッドセンチュリーモダンのインテリアに情熱的な色彩と、彫刻的なテクスチャを加える、Scheurichの傑作の一つです。

その他詳細画像のご希望・ご質問等ございましたらお気軽にお問い合わせください。

Scheurich（シューリッヒ）

1927年にアロイス・シューリッヒによって設立され、1950年代から1980年代にかけて西ドイツ陶器（WGP）市場を席巻した最大のメーカーです。モダンで質の高い製品を大量生産し、ドイツ陶器の普及に貢献しました。その製品は、鮮やかな色使いや、厚い溶岩釉薬から、シンプルな単色釉、スペックル（斑点）釉まで、非常に幅広いスタイルを持っています。

ITEM DETAILS