Scheurich
Fat Lava セラミック フラワーベース
1960's-1970's , West Germany
大和店

大胆で装飾的な赤と黒のフローラルパターンが魅力のフラワーベース

旧西ドイツ陶器市場をリードした最大手メーカー、Scheurich Keramikが1960年代後半から70年代初頭にかけて製造した、芸術性の高いファットラヴァ作品です。底面の「557-45 W. GERMANY」という明確な刻印が、メーカーと時代の信ぴょう性を証明しています。

Scheurichのデザインの真髄が凝縮された本作は、その大胆な釉薬装飾が最大の特徴です。上下には、光沢のある鮮烈な赤釉が惜しみなく使われ、黒い縁取りによって抽象的な花模様がダイナミックに描かれています。この華やかな装飾とは対照的に、胴体の中央部には、マットで粗い質感のベージュ系Fat Lava釉薬が厚く施されており、まるで荒々しい岩肌のようなテクスチャを生み出しています。

「光沢とマット」「鮮やかさと粗さ」という二つの相反する要素の組み合わせが、花模様を立体的に浮き上がらせ、当時のモダンアートの影響を強く受けた自由で力強い表現を際立たせています。存在感のあるシリンダー型のフォルムと、空間の空気を一変させる強烈な色彩は、インテリアを格上げする、Scheurichの傑作の一つです。

ご自宅はもちろんの事、店舗什器としても 大変魅力的な一点です。
この機会にご検討下さいませ。

その他詳細画像のご希望・ご質問等ございましたら、お気軽にお問い合わせ下さい。

Scheurich（シューリッヒ）

1927年にアロイス・シューリッヒによって設立され、1950年代から1980年代にかけて西ドイツ陶器（WGP）市場を席巻した最大のメーカーです。モダンで質の高い製品を大量生産し、ドイツ陶器の普及に貢献しました。その製品は、鮮やかな色使いや、厚い溶岩釉薬（ファット・ラヴァ）から、シンプルな単色釉、スペックル（斑点）釉まで、非常に幅広いスタイルを持っています。

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